モノクロのカバーのため「ブラック・アルバム」とも呼ばれるこの『Metallica』により、グループ、メタリカは、より短く、よりシンプルで、よりスロー・テンポな作風を確立した。つまり、これは制作、パフォーマンスともにメタリカの最高のアルバムだといえる。『Enter Sandman』、『Wherever I May Roam』、『God That Failed』などは、以前の作品に比べるとよりスローでグルーブ感があるが、メタリカの特徴である重厚なリフとより冴えを見せるリズムが素晴らしい。 『Unforgiven』では内省的になり、『Nothing Else Matters』では期待をはるかに超えたバラッドも披露した。全体的にはゆったりとしているが、エネルギーが満ち溢れたアルバムで、複雑で平凡な作品がほとんどだった前作『... And Justice for All』よりも、いろいろな点で上回っている。Genevieve Williams
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